スーパー、コンビニで買える!無添加アイスクリーム5選と選び方のポイント

無添加食品

暑い夏も寒い冬もやっぱりアイスが大好き。
子どもたちもよく食べるけど添加物が気になる…。

おみゆ
おみゆ

口の中で溶けてなくなるアイスは食後のデザートにもぴったり。
けれど添加物が多い食品のひとつです。
アイスには添加物以外にも気を付けたいものが多く入っているので
おすすめ商品とあわせて選び方もご紹介します。

ー この記事はこんなあなたにおすすめ ー
  • 少しでも体に優しいアイスが知りたいという人
  • 子どもにあげても安心のアイスが知りたいという人
  • 体の内側からきれいになりたい人

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アイス選びのポイント3つ

おみゆ
おみゆ
アイスを選ぶときのポイントまとめ
  • ①アイスには4種類ある。
    一番添加物が少ないのは “アイスクリーム”
  • ②完全無添加のアイスはスーパーにはかなり少ない。
    できるだけ添加物を避けながら
    こだわりすぎないことも大切と割り切る
  • ③アイスには大量の砂糖が使われている。
    あくまでも時々楽しむ嗜好品として食べすぎには注意する

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①アイスの種類と特徴-添加物が少ないのは”アイスクリーム”

お店にずらっと並ぶアイスは、乳固形分と乳脂肪分の比率で4種類に分かれます。

画像をクリックすると拡大します
  • アイスクリーム
    乳固形分(牛乳から水分を抜いたもの)15%以上、
    乳脂肪分(牛乳中の脂肪分)8%以上のもの。
    乳製品の比率が多いため味わいが濃厚で添加物を使用していないものも多い
  • アイスミルク
    乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上のもの。
    アイスクリームより少ない脂肪分を植物油脂で補い、添加物もほぼ必ず入る
    アイスクリームよりさっぱりした味が多い。
  • ラクトアイス
    乳固形分3%以上、乳脂肪分については規定がないもの。
    植物油脂や大量の添加物によって濃厚さやコクを補っている。
    乳製品の割合が少ない分、安価で大量生産ができる。
  • 氷菓
    乳固形分・乳脂肪分について規定がないクリームやミルク、果汁等を凍らせたもの。
    さっぱりした味のものが多く、カロリーは低め。
    添加物を使用しているものが多い

乳製品を含む割合が減るにつれて、補うための植物油脂や添加物が増えていきます。

見た目は同じバニラのアイスも、アイスクリームなのかラクトアイスなのかによって
使われている原材料や添加物全く違うものになります。

おみゆ
おみゆ

好みもありますが、乳製品を多く含んだアイスクリームは濃厚で美味しいですよね。

アイスの種類が添加物が少ないものを選ぶひとつの基準になるのね。

種類で選ぶなら原料がシンプルなことが多いのは”アイスクリーム”です。

②アイスの添加物-数十種類の添加物が入ってる!?

アイスミルク、ラクトアイスには数えきれないほどの添加物が使用されていることも…
また、添加物ではないもののたくさん摂ると体に影響を及ぼすものも併せて解説します。

添加物の一括表示や用途名表示

こちらはあるバニラアイスの原材料です。

参考:meiji

乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香料。
これで3種類の添加物だと思いますか?実はそうではないんです。

例えば乳化剤。
混ざりにくい水と油を混ぜあわせる(=乳化)役割をもつ添加物ですが、
乳化剤として使用される化学物質は何種類もあります。
組み合わせることで効果が発揮できるため何種類も混ぜて使用されます。
しかし同じ目的で使用された化学物質は一括での表示が認められているため
原材料名には”乳化剤”としか記載されていません。(=添加物の一括表示)

ということは…私たちは想像以上にたくさんの添加物を
一気に食べてしまっている
ということね。

おみゆ
おみゆ

香料も同じく一括表示です。
安定剤(増粘多糖類)も複数の添加物を増粘多糖類(用途名)として
まとめて表記されています。

参考メモ

添加物の一括表示

食品添加物の表示は原則、物質名で食品に表示するよう定められていますが
その一部は使用目的を表す一括名で表示できる例外が認められていて
物質名が表示されない食品添加物があります。

例:乳化剤、香料、かんすい、イーストフードなど

添加物の使用については単体での安全性試験はされても
複数の物質を合わせて使用したときの試験はされておらず安全性に不安が残るのが
今の日本の添加物使用の実態です。

おみゆ
おみゆ

せめて何を使用しているのか消費者に開示があれば
自分で調べることもできますが
企業の負担を減らすことが優先されてしまっているのが現状です。

自分たちが食べるものなのに
わからない部分があるのは納得がいかないな…。

着色料のリスク

食品にきれいな、食欲をそそる色を付ける役割を果たすのが着色料。
自然由来のもの(クチナシ色素など)だけでなく、リスクがある着色料もあるため
どんなものが使用されているのか確認をしましょう。

おみゆ
おみゆ

原材料表示には、着色料(〇〇)と物質名まで表示されます。

参考メモ
これは避けたい!着色料とその影響
  • タール系色素
    いわゆる赤色〇〇号、青色、黄色△△号と記載されるもの。
    石炭や石油を原料に作られており、発がん性やアレルギー、胎児への影響
    など様々なリスクが懸念される添加物。
  • カラメル
    カラメル色素にはⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと4種類あるものの、
    どれが使用されているかは原材料表示からはわからない。
    Ⅲ、Ⅳは発がん性のリスクがあるためカラメルと記載されたものは避けるほうが無難
おみゆ
おみゆ

カラフルなお菓子やアイスは確かに目を引きますが、
その色は本当に必要でしょうか?

きれいな色より安心なものを使った自然の色のほうがうれしいわ。

その他注意したいもの

添加物ではないものの同じような働きをするもの、リスクが心配なものがあります。

ブドウ糖果糖液糖

おみゆ
おみゆ

アイスやジュースなどから調味料まで多様な食品に使用されています

ブドウ糖果糖液糖は、トウモロコシなどのでんぷんを元に酵素反応で
ブドウ糖と果糖にしてその両方を混ぜたものです。異性化糖とも言います。
果糖ブドウ糖液糖は冷たい製品でその甘味をより強く発揮することができるため、
アイスやジュース、ガムシロップなどに使用されます。砂糖よりも安価です。

ブドウ糖果糖液糖の問題点
  • 遺伝子組み換えトウモロコシを原料にしている
    ブドウ糖果糖液糖が安価なのは遺伝子組み換えトウモロコシを使用だから。
    私たちは普段の生活の中で知らないうちに遺伝子組み換え作物を食べています。
  • 血糖値を急激に上げやすい
    ブドウ糖も果糖もこれ以上は分解されない単糖類。
    つまり、消化・吸収のスピードが速いんです。
    これにより急激に血糖値が上下し体には大きな負担がかかります。
    肥満など目に見える体の変化だけでなく、気分の激しい上下やイライラなど
    精神的な部分にも大きな影響を与えます。
おみゆ
おみゆ

アイスに含まれるブドウ糖果糖液糖の量はかなり多く、大量摂取が心配…。

↓遺伝子組み換えについて詳しく知りたい方はこちら↓

植物油脂

アイスミルクやラクトアイスにほとんど必ず入っているのが植物油脂。
乳固形分や脂肪分が少なくなる分、コクや濃厚さを補うために使用されます。
ラクトアイス乳製品より植物油脂と甘味料のほうが多く使われていることも…。

植物油脂っていったい何が問題なの?
ヘルシーなイメージだけど…。

おみゆ
おみゆ

植物、と聞くと自然で良いイメージを持ってしまいがちですが
この植物油脂には様々な不安点があります。

植物油脂の問題点
  • 何の植物を原料にしているのかがわからない、消費者からは見えない
  • 原料の種類によっては遺伝子組み換え原料の可能性あり(菜種油、大豆油など)
  • 植物油脂のひとつパーム油には発がん性のあるBHAという添加物が使用されている
  • 安価で大量生産できる油を使用しており、その抽出に化学薬品を使用していることもある
  • 植物油脂(リノール酸)の大量摂取は様々な炎症を起こすリスクになる

植物油脂の最大の問題点は、どれを何種類使用しているのかがわからないところ。
その種類によっては遺伝子組み換えや添加物の可能性が出てきますが、
私たちが原材料からそれを知ることはできません。
また、植物性の油脂に多く含まれるリノール酸は体にとって必要な成分ではあるものの
摂りすぎると体内で炎症やアレルギーなどの症状を引き起こすリスクがあります。

おみゆ
おみゆ

お菓子から、普段の料理から、外食から…
現代人は想像以上に大量に植物性油脂を摂取しています。

これはアイスだけでなく、ほかの食べ物でも注意したいところね。

↓身体にいい油の選び方について知りたい方はこちら↓

完全無添加のアイスは少ない

添加物、添加物ではないもののあまりたくさん摂りたくない成分など、アイスには
想像以上に多くのものが使用されています。
シンプルな原料で、味はもちろん食感などもコントロールして作ることが
すごく難しいもののひとつなんです。
(特に香料はほとんどのアイスクリームに使用されています)

この記事を読んでいるあなたは無添加のアイスクリームを探しているのでしょう。
しかし完全無添加のものは本当に数が少なく、貴重です。

子どもたちはアイスが好きなのに完全無添加のものがないから買えない…。
食べたがるのを我慢させなきゃ…。

そんな風に厳しく制限しすぎてしまうのもストレスですよね。
食生活を正すことは大切ですが、こだわりすぎはかえってつらいです。
大切なことはどんなものが入っているのか知ってそのうえでどう付き合うか。
より添加物の少ないものを選んだり、たまのご褒美にしたり。
強く意識しすぎるより折り合いをつけながら楽しむことが大切です。

③アイスには砂糖がいっぱい!-気にすべきは添加物だけじゃない

アイスにはどのくらいの量の砂糖が入っているかご存じですか?
某有名メーカーのバニラアイス1カップ(200ml)には35.3gの砂糖が入ってます。
角砂糖で換算するとその数なんと10個以上。

コーヒーに入れてもせいぜい2~3個…。
10個ってものすごい量ね…。

人間の舌は冷たいものに対して甘味がを感じる力が鈍感になります。
溶けたアイスはすごく甘く感じませんか?これはアイスの温度が変わったから。
アイスには想像以上に砂糖や甘味料が使われています。
世界保健機構(WHO)は1日の砂糖摂取量を25グラムに収めるよう推奨していますが
小さなカップアイスでも1つ食べれば1日の推奨量を超えてしまうこともあります。

添加物が含まれていようがなかろうがアイスはアイス。
食べすぎは砂糖の過剰摂取になり、血糖値の急上昇や生活習慣病を引き起こします。

おみゆ
おみゆ

無添加だから安心、と油断して一度にたくさん食べるのはNG。
間食として少しずつ楽しめるといいですね。

↓砂糖の身体への影響について知りたい方はこちら↓

スーパー・コンビニで買えるおすすめの無添加アイス5選

ここではスーパーやコンビニで気軽に買えるおすすめのアイスをご紹介。
厳密にはアイスではないものもありますがどれもおいしくておすすめです。

1.ハーゲンダッツ各種/ハーゲンダッツ・ジャパン

コンビニ、スーパーでも手に入るハーゲンダッツ。
お高めではありますが、原料にこだわっているからこそ。
たくさん種類があって選ぶ楽しみがあるのは
うれしいですね。
ハーゲンダッツは味わいも濃厚なので、
小さめのカップ6個入りで販売されている
アソートボックスもおすすめです。

※…香料は天然香料使用

画像は公式HPからお借りしました

左上から
バニラ※、ストロベリー、マカデミアナッツ、
ラムレーズン、リッチミルク、グリーンティー

期間限定のものも無添加がありました。
秋~冬はこうした濃厚でこっくりした味の
アイスクリームがおいしいですよね。

※…香料は天然香料使用

画像は公式HPからお借りしました

左からヘブンリーキャラメル※、甘熟 紅はるか

2.あずきバー/井村屋

あなたも一度は見たことがあるこのアイス。
実はあずきバーには添加物は一切入っていません。
冷凍庫から出したては固いのですが、無添加だからこそ。
少しだけ時間をおいて食べると食べやすくなります。
優しい甘さでおいしいです。
ちなみにこのあずきバー、ほかにも種類があるのですがご存じですか?
すべて北海道産の原材料を使った北海道あずきバーと、
オーガニック原料を使用したオーガニックあずきバー
自分がどこまでこだわりたいのかによって好きなものを選べるのはありがたいですね。
(※画像のあずきバーの原料コーンスターチは
遺伝子組み換えではありません

画像は公式HPからお借りしました

3.MOWバニラ/森永乳業

こちらは使用されている添加物が香料のみ。
完全無添加ではありませんが、スーパーで買える
添加物の少ないアイスクリームは貴重です。
(ほかの味は添加物が増えてしまいますので注意)
とにかくまずは添加物を減らしたい!という方
こちらがおすすめ。

画像は公式HPからお借りしました

スーパーで買えるものがあるのはうれしいわ。

おみゆ
おみゆ

完全無添加が選べたらもちろんいいのですが、
今のスーパーの中で完全無添加を目指すのはかなり大変。
(遺伝子組み換えやキャリーオーバーにも目を向けるとさらに大変)
何が入っているのか知ったうえで選ぶのと知らずに選ぶことは違います。
こだわりすぎずまずはこれなら!というものを見つけることが大切です。

4.フローズンヨーグルト/トップバリュ

イオンで販売されているフローズンヨーグルトは
厳密にはアイスではないのですが
ひんやり冷たいおやつです。
完全無添加でなく、香料は使用されていますが
原材料の砂糖が国産のてん菜糖。
てんさい糖はGI値が低くオリゴ糖も含まれるので
腸内環境を整えるのにおすすめの砂糖です。

画像は公式HPからお借りしました

5.アップルマンゴー/セブンイレブン

アイスの代わりに冷凍フルーツもおすすめです。
セブンイレブンの急速冷凍されたマンゴーは
小さくカットされていて食べやすく、
砂糖も入っていません。
素材そのままなので罪悪感も少なめ。
さっぱりしたものが食べたいときにぜひ。

画像は公式HPからお借りしました

アイスは嗜好品!摂りすぎに注意して楽しもう

さて、今回はアイス選びのポイントとおすすめ商品をご紹介しました。

・”アイスクリーム”が一番添加物が少ないことが多い

・完全無添加のアイスは手に入りにくい。ある程度の妥協も大切

・無添加でもアイスはアイス。砂糖の過剰摂取に注意


夏はもちろん、寒い時期に温かい部屋で食べるアイスもとてもおいしいですよね。
けれど、ここでお話ししたように食べすぎは禁物。
体のためにできるだけ添加物が少ないものを選び、適量をほどほどに楽しみましょう。

これからも自分にとって心地よい選択を。
あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。

それでは、また次回!

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