お酢って種類が色々あるけどどれがいちばんいいのかな?
酢って殺菌効果もあるし添加物のイメージはあまりないけど…。
確かにお酢は原料によって種類も多いので選ぶのが難しいですよね。
添加物もそこまで気にする必要はありませんが、調味酢には注意が必要。
今回は料理に使いやすい、万能なおいしいお酢を紹介します。
調味料は一見同じように見えても原材料や製法などから多くの種類があります。
何を選ぶかによって料理の味は変わり、ご飯を作ることが楽しくなります。
身体に優しくて、おいしい。どちらも叶えてみんなが喜ぶごはんの第一歩。
今回は無添加の酢の選び方と、おすすめの商品をご紹介します。
お酢の選び方ポイント3選
それでは1つずつ解説していきます。
①主なお酢の分類
お酢は製造方法と原材料でいくつかの種類に分かれます。
私たちが普段スーパーで目にするのは醸造酢。その中で原材料によって
りんご酢、米酢、穀物酢などに分かれます。
醸造酢は本来素材のみから作られる
醸造酢とは、穀物や果物、アルコールなどの原料を発酵させて作ったお酢のこと。
発酵させる原料やその割合の違いによってまた種類が分かれます。
りんごから作られるりんご酢、米から作られる米酢など、
酢は本来、1つもしくは複数の素材のみから作ることができます。
(穀物酢という商品名で販売されているものは複数素材からできています。)
しかしそんなお酢の中にはアルコールが添加されているものもあるんです。
酢に添加されるアルコール
酢はまず原料から酒を造り、そのお酒を発酵、熟成させて完成されます。
この酒を作る工程に、多くの原料とコストがかかります。
しかしアルコールを使うとその工程が短縮でき、
少ない原料で安価に大量のお酢を作ることが可能に。
ただし原料の使用量が大幅に減りお酢本来のうまみやコクも一緒に減ってしまいます。
お酢本来の風味を楽しむならアルコール無添加のお酢
アルコールの添加によって私たちは安くお酢を手に入れることができます。
しかし反面、本来の製造方法と違うためにお酢の香りや風味などは弱まってしまい
料理がパッとしない味になったり大量に使わないといけなくなったり…。
素材のみから作られるお酢は味わいがはっきりしていて料理の味も決まりやすいです。
②気を付けたいのはこんなお酢-穀物酢と調味酢
お酢は基本的に添加物が少ない調味料ですが、気を付けたいのは穀物酢と調味酢。
添加物以外にも知っておきたい遺伝子組み換えやポストハーベスト問題があります。
穀物酢
原料に穀物を1~数種類使用している酢が穀物酢と呼ばれます。
米酢や黒酢など、穀物酢にも色々ありますが
気を付けたいのは”穀物酢”という商品名で販売されているお酢。
小麦やトウモロコシなど数種類の原料をを使っているものが多いです。
ここで気になるのはその穀類が外国産かどうか。
外国産の場合ポストハーベストや遺伝子組み換えの心配があります。
穀物酢は基本的に安価なため可能性はかなり高いです。
遺伝子組み換え、ポストハーベストは国が管理を行い、基準も設けられています。
しかしそれでも不安を感じたり、その危険性について論じる専門家もいます。
安いものにはワケがあるのね…。
↓遺伝子組み換え作物について詳しく知りたい方はこちら↓
調味酢
最近はそれだけで味が決まるすし酢やピクルス用などに使える調味酢をよく見かけます。
色々な調味料を使う必要がないので便利ですよね。
ただこの調味酢は様々な添加物や調味料が入っているものがほとんど。
もちろん時間がないときにはありがたい存在でもありますが…
もともと酸っぱいはずのお酢になんでまた酸味を足すんだろう…。
風味の弱い安価な酢を使用して添加物で様々な味を付けるので
酸味のバランスが崩れてしまうのかもしれませんね。
便利調味料の落とし穴
これだけで味が決まる!というのはとても便利でありがたいことですが、
それは裏を返せば
どんな時も同じ味に仕上がってしまう=料理のマンネリ化が起こりやすいということ。
毎回の同じ味に飽きてしまい、冷蔵庫で忘れ去られることも。
忙しい生活の味方ではありますが、シンプルなお酢と家にある調味料の組み合わせで
味のバリエーションは広がり、飽きることもありません。
慣れるまでは少し大変ですが、便利調味料だけに頼らない食生活がおすすめです。
③最初の1本に選ぶなら?-純米酢が使いやすい
お酢は原料によって味わいも様々です。そんな中で普段使いにおすすめなのは…
おすすめは万能な純米酢
まず1本持っておきたい、普段使いに最適なのは米酢。
その中でも純米酢と呼ばれる、米だけを原料に作られたお酢がおすすめです。
100%お米のみで作られる酢で、お米の甘味や旨味を感じるまろやかな酸味が特徴。
酸味がきつすぎないので酸っぱいのが苦手なことが多い男性やお子さんにもおすすめです。
酢飯や浅漬け、ドレッシングなど色々な料理に使いやすいお酢です。
慣れたら味わいの違う酢で料理を楽しんで
お酢はその原料によって味わいが変わります。
例えばリンゴ酢はさわやかなリンゴの香りが特徴。
その特徴から炭酸水で割って飲むなど飲み物としても楽しめます。
ブドウ果汁を原料にしたワインビネガーは洋風のドレッシングを作る時に使うと
また違ったおしゃれな風味を与えてくれ、原料の違いで特徴が出て面白いです。
シンプルな原料で作られたいろいろなお酢を料理によって使い分けても楽しいですよ。
おすすめの酢3選
1.純米酢/マルシマ
しっかりとした酸味はありつつまろやかでさっぱり。
酢特有の嫌なつんとした感じまったくありません。
今まで出会ったお酢の中で一番好きです。
国産有機米のみを原料に、とてもこだわって作られています。
お酢にも酢の物も酢飯にもドレッシングにも使えて万能。どんなものにも合います。
主な特徴
原料米のみ/国産/有機/まろやかな酸味でどんな料理にも合わせやすい
2.富士酢/飯尾醸造
農薬不使用米のみを原料にして完成までに2年以上の月日をかけて作られたこだわりの純米酢。
原料のお米もたっぷり使っているため濃厚でうまみの強いお酢です。
少なめの量で使ってもしっかり味が出ます。
主な特徴
原料米のみ/国産/農薬不使用/長期間熟成/濃厚でうまみが強い
3.八芳酢/ムソー
こちらは完全無添加の調味酢。
国産米を使った米酢と国産リンゴ果汁を使ったリンゴ酢をベースに
出汁の昆布、鰹節、レモン果汁も国産と安心の原材料で作られています。
自然な甘さでいろいろな料理に使いやすい調味酢です。
主な特徴
無添加調味酢/米酢とリンゴ酢のブレンド/かけるだけの時短調理におすすめ
まとめ
今回は基本の調味料、酢の選び方についてお話ししました。
酢の選び方のポイントは
・米や果実などシンプルな原料がおすすめ。最初の1本は純米酢が◎
・アルコール無添加のお酢は奥深い味わい
・調味酢は便利な反面、マンネリ化の原因に。添加物も多くなるため気を付ける
酢は酢の物のように酸っぱい味を付けるだけでなく、隠し味としてスープにいれたり
和え物に入れたりすると味が引き締まっておいしいです。
夏は酢でお弁当箱を拭いて詰めると殺菌効果があります。(匂いは残りません)
色々な料理や殺菌などに使える便利なお酢、おいしいものを1本そろえてみませんか?
これからも自分にとって心地よい選択を。
あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。
それでは、また次回!
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