醤油は毎日使う調味料だから安心なものに変えたいな…
どうやって選んだらいいんだろう?
毎日使うものは美味しくて体にいいものを選びたいですね。
無添加のおいしい醤油を選ぶためのポイントは5つ!
スーパーで買えるおすすめ商品とあわせてご紹介します。
調味料は一見同じように見えても原材料や製法などから多くの種類があります。
昔ながらの製法で作られたシンプルな調味料はとても奥深い味で美味しく、
料理の味がワンランクアップすること間違いなしです。
今回は無添加の醤油の選び方と、おすすめの商品をご紹介します。
醤油の選び方ポイント3選
以下で詳しく解説していきます。
①醤油の選び方-原材料編
醤油は歴史が古く、その原型は弥生時代から存在したとか。
そんな昔から続く調味料は原材料もとてもシンプルです。
原材料は大豆、小麦、塩 だけ
醤油の基本的な原料は大豆、小麦、塩。とてもシンプルです。
手間暇をかけて発酵・熟成させることで醤油独特の色やうまみが作り出されます。
丸大豆と脱脂加工大豆
普段私たちが見かける醤油に使われる大豆には2種類あります。
それが丸大豆と、脱脂加工大豆です。
丸大豆に比べて効率的に安価な醤油ができるのが脱脂加工大豆の特徴。
大豆から油分を抜くときに使われるのが、ヘキサンという有機溶剤です。
脱脂加工大豆に使用されるヘキサン
ガソリンに含まれる成分で、灯油のにおいがする有機溶剤です。
劇薬であり、高濃度での吸引により頭痛や意識喪失など神経系に作用します。
食品添加物として使用される際は最終製品には残留しないように定められており
もちろん身体への影響はないとされています。
ただ、加工助剤のルールにより添加物として使用されたことは表示されません。
たとえ残らないとしても、情報としてわかるようにしてほしいわ…。
そうしたら自由に選べるのに。
どんな人も選びたいものが選べるように情報公開をしてほしいですね。
脱脂加工大豆の大半が外国産大豆
脱脂加工大豆はその大半が外国産。
外国産大豆には遺伝子組み換えの可能性があります。
(※これは丸大豆を使用している場合も同じです)
特に価格の安い醤油で脱脂加工大豆が使われている際は、
コストの安い遺伝子組み換え大豆を使用していることがほとんどです。
↓遺伝子組み換え作物について詳しく知りたい方はこちら↓
小麦(国内製造)はどこの小麦?
え?国内製造というくらいだから日本で作った小麦じゃないの…?
小麦(国内製造)=国産ではありません。この表示の多くが外国産小麦です。
ではなぜ”国内製造”なのか?
これは小麦粉に加工する段階を国内で行っているということ。
外国産の小麦を仕入れて製粉を国内で行っています、ということなんです。
かなり誤解を招きやすい表示と言えます。
そんな…。もっと消費者に分かりやすくしてほしいわ。
覚えておきたい外国産小麦のこと
外国産の小麦に行われる農薬散布がプレハーベスト、ポストハーベストです。
生育後に使用される農薬なので、消費者の元に届くまでの期間が短いことから
その使用時の濃度や残留についての懸念が指摘されています。
ポストハーベストは小麦だけでなく、輸入大豆にも使用されます。
国産orオーガニックの大豆、小麦を選んでみよう
国産、もしくはオーガニック(有機)原料であれば
遺伝子組み換えやポストハーベスト、プレハーベストは使用されていません。
「国産」や「オーガニック」はその商品のこだわりポイントなので
必ずパッケージに記載されています。確認してみましょう。
②醤油の選び方-添加物編
シンプルな原料で作られるしょうゆですが、最近は添加物が入るものも多くあります。
その1つが最近よく見るだし醤油。
醤油にうま味調味料などで味を付け、それだけで味付けができる便利な調味料です。
特定の地方では甘みの強い醤油が好まれ甘味料を使用した醤油も売られています。
簡単に味が決まる時短調味料は便利な反面味のマンネリ化になりやすいです。
いつも同じような味で代わり映えしない、という悩みに繋がることも。
便利なことも大切だけど、いつもじゃなくていいかも。
しんどい時と余裕がある時、上手に使っておいしい料理を作りたいな。
③醤油の選び方-製造方法編
醤油を選ぶポイント、最後の一つは製造方法。
醤油には3種類の製造方法があるのをご存じでしょうか?
本醸造
最初に説明するのはシンプルで歴史の長い製造方法である本醸造です。
結論を言うと、本醸造が最もおすすめの製造方法です。
日本で流通している醤油の約80%は本醸造で作られています。
蒸し大豆と炒った小麦を混ぜ、種麹を加えて麹を作り、そこに塩水を加えて熟成・発酵させます。
酵母や麹菌などの作用でゆっくりと熟成させるため時間がかかりますが、
その分色や香りのよいおいしい醤油ができます。
混合醸造、混合
2つ目、3つ目は混合醸造と、混合という製造方法。
混合醸造は本醸造で作られる途中の過程で、アミノ酸液を加えて発酵を促進させます。
短期間での熟成が可能になり、アミノ酸液により独特のうまみがプラスされます。
混合方式は、すでに出来上がった醤油(生醤油)に甘味などの味を付ける目的で
アミノ酸液等を混ぜ合わせる方式をとっています。
この2つの製法で使用されるアミノ酸液はたんぱく質を塩酸分解したうまみ成分。
この過程で不純物(クロロプロパノール類)が発生し、
その量によっては腎臓や発がん性に影響を与えることがわかっています。
(※現在の製造業者はクロロプロパノール類に対する措置をとり、低減化に努めています)
本醸造醤油はどうやって選べばいいの?
醤油の製造方法は製品ラベルに記載があります。
例えば本醸造醤油の場合…
名称内にかっこ書きで記載されていることが多いです。
本醸造の場合ラベルの表書きに本醸造、と大きく宣伝している製品もあります。
スーパーで買える!おすすめの醤油3選
1.吉野杉樽天然醸造醤油/フンドーキン
フンドーキンさんの吉野杉樽天然醸造醤油は各地のスーパーでも取り扱いが多く
手に入れやすい無添加の醤油です。
原料は全て国産、塩は天日塩を使用し杉樽で1年以上長期熟成させたこだわりの天然醸造。
醤油の香ばしい香りが料理の味を奥深いものにしてくれます。
価格も高くなく、無添加の醤油の中でもおすすめの1つです。
この商品の特徴
国産原料/天日塩/杉樽で長期熟成/コスパ◎/スーパーで買える
2.有機杉樽しょうゆ 濃口/マルシマ
有機大豆(アメリカ・カナダ産)に有機小麦、天日塩を使った醤油です。
小豆島で杉樽熟成されており少しだけ甘みがあるまろやかな塩味が特徴。
スーパーに置いているところは少ないためネットでの購入がおすすめです
この商品の特徴
オーガニック(外国産)/杉樽熟成/まろやかな塩味/ネットで買える
3.オーガニック特選丸大豆しょうゆ/トップバリュ
3つ目のおすすめはこちら。
イオンのプライベートブランド、トップバリュグリーンアイオーガニックの醤油。
原料は有機、天日塩使用。まろやかでおいしいお醤油です。
密閉ボトルは少量ずつ使えて醤油の鮮度を保ってくれます。
手に入りやすい価格で最初の一歩としておすすめの醤油。
ぜひ近所のイオンで探してみてください。
この商品の特徴
オーガニック(外国産)/天日塩/くせのない味/密閉ボトル/お手頃価格
まとめ
今回は醤油の選び方とおすすめ商品についてお話ししました。
醤油を選ぶときのポイントは
・原料は大豆、小麦、塩のみ
・丸大豆
・遺伝子組み換え不使用
・本醸造
・添加物不使用
以上を確認しながら選んでみましょう。
毎日使う調味料だからこそ家族の、自分の健康のために良いものを選びたいですね。
自分にとって心地よい選択を。
あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。
それでは、また次回!
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