【食育】大人も子どもも一緒に学ぶ。食事の大切さがわかるおすすめ料理漫画7選【無添加生活】

無添加

子どもたちに食事の大切さを知ってほしい…。けど、自分で上手に教えられる自信がないわ。

私たちの身体は食べたもので作られる。
そんな当たり前のことも、今の忙しい世の中では忘れてしまいがち。
また、食事によって得られるのは栄養だけではありません。
誰かと楽しく食べたごはん、思い出の味やその時の気持ちは何年たっても忘れないもの。
栄養バランスや食そのものに関する知識も大切ですが、経験は間違いなく一生の財産になります。
そんな中でいま、子どもたちが食に関する正しい知識と習慣を身に着けられるよう
推進されているのが “食育”です。

食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。
農林水産省HPより抜粋)

なんだか難しく捉えてしまいがちですが、家庭で一番大切なことは家族で食卓を楽しく囲む経験。
人とご飯を食べることで感じる幸せな気持ちや相手に喜んでもらおうと一生懸命作ったおかずから
伝わる思いやりなど、食事からはたくさんの気持ちを学ぶことができます。

けど子どもたちは偏食で食べることにあまり興味がないみたい…
わたしもそんな日が続くと料理がおっくうになっちゃうし。

おみゆ
おみゆ

お子さんだけでなく、料理を作る役目を持つ人や、その料理を食べるほかの家族。
それぞれが食の大切さを実感して、感謝の気持ちをもって楽しむことが必要ですよね。

料理から伝わる相手を思う気持ち。おすすめ漫画5選

好き嫌いがある、時間がないからとにかくお腹を満たすだけ、太りたくない、作る気が起きない…
子どもだけでなく大人でも、ごはんに対するモチベーションが上がらないときはあります。
そんな時にぜひおすすめなのが、食をテーマにしたマンガ。
おうちでご飯を食べることで感じる充足感や幸せな気持ち。
家族に喜んでもらおうと一生懸命作ったおかず。その時の相手を思うこころ。
そんな食を通じて得られる大切な気持ちを描いた、大人も子供も楽しめる作品を集めました。

マンガで食について学ぶことをおすすめする理由7選
  • 子どもも大人も楽しみながら食を学べ、食に興味を持つきっかけになる
  • 食材の買い物、調理から後片付けまでの手間と大変さが理解できるようになる
  • 食材と料理を作ってくれる人のありがたみがわかる
  • 料理をすること、食べることの楽しさが伝わる
  • 人と食卓を囲むことの大切さや幸福感を思い出させてくれる
  • 食事が体と心をつくることを感じられる
  • 料理に対するモチベーションが上がる

にがくてあまい/小林ユミヲ

仕事は完璧で隙がない雰囲気がありながら私生活はぐちゃぐちゃ、身体はボロボロのOL・マキと
男子校で美術教師として働くベジタリアンできれい好きの同性愛者・渚。
正反対な男女2人が思いがけず一緒に暮らし始め、物語はスタートします。
渚が作る料理を通じて過去を少しずつ乗り越え、自分にないものを補い合いながら成長するふたり。
近さゆえに意地を張ってわかりにくいことがあってもお互いを大切にする二人に心が温かくなります。
マキがご飯を食べるときのおいしそうな顔!ベジタリアン料理は家庭になかなか馴染みがありませんが
簡単に作れるものも多く、「どんな味なんだろう」と見る人をワクワクさせてくれます。
渚の作る料理やお弁当の美しさにわたしもおいしいものを作ろうという気持ちが奮い立ちます。

おみゆ
おみゆ

どんなに完璧に見えても、完璧な人なんて存在しない。
誰でもわからないところで悩んだり、苦しい思いをしています。
そんな自分ではコントロールできない理不尽な出来事、苦しい後悔も細部まで描かれていて
感情移入すること間違いなしです。

ベジタリアン料理/有機野菜/美味しい顔/思いやり/新しい家族のかたち/過去を乗り越える/愛情

甘々と稲妻/雨隠ギド

妻を亡くした失意の中、5歳のひとり娘・つむぎと何とか生活していこうと奮闘する父・犬塚公平。
そうはいっても今までまともに料理もしたことがなく、食事はコンビニか外食ばかり。
慣れない家事と教師の仕事の両立に余裕が持てず向き合ってご飯を食べることもないまま過ぎる日々に
お互いが限界を迎えたころ、トラウマから包丁が持てない生徒・小鳥と出会って生活は一変します。
小鳥もまた母が多忙で寂しい食生活を送ることから、3人で力を合わせて料理と向き合うお話です。

5歳のつむぎちゃんの愛らしさはもちろん、小さいながらもだいすきなお母さんのことを理解して
乗り越えていこうとする健気さに心を打たれます。
元々食に興味対する興味が薄かった父・公平もつむぎちゃんのために苦手な料理に一生懸命取り組むことで少しずつ料理の楽しさや食事を一緒に囲むことの大切さを学んでいきます。
多忙の母を思うがゆえに自分の気持ちを押し殺してしまう小鳥も、2人に出会って成長します。
慣れない3人が一緒に料理をし、食卓を囲むシーンでは
ごはんを作る大変さから「誰かと一緒に食べるごはん」の尊さまで、たくさんの愛が伝わってきます。

おみゆ
おみゆ

みんな、誰かのために頑張ってる。
お父さんと作る温かいご飯を食べながら体も心も成長するつむぎちゃんに
わたしたちも背中を押されます。誰もが癒される優しい世界。

料理初心者/家庭料理/子どもと一緒に料理/健気/心が洗われる/家族のだんらん/孤食問題/幸せ

きのう何食べた?/よしながふみ

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料理上手でまじめな弁護士、同性愛者の筧史朗とその恋人で人懐こい美容師の矢吹賢二。
二人が大切にするのは、史朗が作ったお夕飯を囲む時間。
お互いがいない時間にあった他愛のない話をしながらときにはしみじみ、ときにはがっつり
シロさん(史朗)のご飯を食べる二人の姿がほほえましいです。
ゲイのカップルであるがゆえの葛藤や周囲の目を何とか乗り越えながら、なんだかんだ言いながらも
お互いを思いやる気持ちがにじむ素敵なエピソードが多く、心が緩みます。
好きな人とご飯を楽しみ、今日の出来事を話すことははこんなに贅沢で幸せなんだと気づかされます。
シロさんの料理はごく普通の家庭料理。大きなおかず、小鉢2品と汁物という模範の献立。
冷蔵庫と相談しながらパパッと料理をするシロさんの姿はまさしくプロのシュフです。
作りやすい料理が多い上に献立の組み合わせはそのまま真似できるくらい参考になります。

おみゆ
おみゆ

倹約家のシロさんをみて、わかるわかる!と共感するシュフも多いはず。
背伸びしないいつものごはんを作って一緒に食べる、なんてことない日々。
そんな毎日がどれほど尊く幸せなことか。大好きな人と食べるごはんのいとしさを感じます。

毎日の普通ごはん/倹約/おふくろの味/大切な人と囲む食事/愛しい日々/歩み寄り/恋人との時間

舞妓さんちのまかないさん/小山愛子

あこがれの舞妓になるべく青森から京都にやってきた幼馴染のキヨとすみれ。
必ず一緒に舞妓になろうと約束するものの、どうにもキヨは練習に身が入らずぼーっとしがち。
おかあさん(=女将さん)には向いてないから田舎に帰るよう言い渡されてしまいます。
対するすみれは持ち前のストイックさを武器に着々と舞妓さんになるための準備を進めていきます。
そんな時2人が住む”屋形”のまかないさん(=ご飯を作る人)が倒れ、キヨがまかないさんとして働くことに。
百年に一人の逸材といわれ期待されるすみれをはじめとする舞妓さんたちの日々の食事を支えるキヨ。
舞妓さんの日常という普段とかけ離れた舞台で普通のおうちごはんをマイペースに作るキヨの素朴さや
幼馴染のすーちゃん(すみれ)をさりげなく気遣って支える思いやりがしみじみと伝わってきて
あたたかい気持ちになります。
お座敷では立派に頑張る舞妓さんたちも、屋形に帰れば普通の女の子。
なんとなく悩んだり、喧嘩したり疲れたり。そんな時にでてくるキヨのいつも通りのふつうのごはんに
癒される彼女たちを見ると、人が作るごはんの安心感とパワーを感じます。

おみゆ
おみゆ

大切なことは、いつもと変わらないひと時。
特別なことはいらない、いつも通りでいい。まかないさんのキヨちゃんからは
そんな飾らない心地よい脱力感が伝わります。
夢に向かってひたむきに努力するすーちゃんの姿にも胸を打たれます。

家族みたいな女の子たちのおうちごはん/手作りの力/思いやり/非日常の中の日常/友情/夢/努力

サチのお寺ごはん/ 青江覚峰、 かねもりあやみ、 久住昌之

東京で仕事に忙殺され気味の臼井幸(うすいさち)はなんだかパッとしない、名前の通り
幸の薄い日々を送っていました。自炊はせず、毎日コンビニのご飯を買い込んでは消化する日々。
そんな折、お寺で精進料理を作る3人の男性に出会い料理を教わるようになって生活が少しづつ変わっていく、というお話です。
精進料理ということで難しく構えてしまいますが、調理方法はシンプルなものが多く
これならできそう!と思えるようなごはんです。また、幸が日々の生活の中で感じるモヤモヤやしんどさは、生きていれば誰でも経験のあるような些細な、けど引っかかることばかり。
そんな出来事をお寺で料理をしながら消化し、住職である源導さんが仏教と絡めながらひも解いてくれることで少しずつ受け入れていく幸の姿を見て自分も頑張ろう、という気持ちになれます。

おみゆ
おみゆ

人のコミュニティの中にいる限り続いていく避けられない感情。
面倒だけど、ひも解いていけば自分も少し大きくなれる。
等身大のサチに共感すること間違いなし。

精進料理/料理初心者/仏教をベースにした日常のモヤモヤ解決/今の自分を大切にする気持ち/充実

まとめ

興味があってもなくても、人として生きていく限り食事は切り離せない大切な時間。
人の生涯の食事回数は約9万回と言われています。間食を含めればもっと多いかも…。
常に健康を気にして神経質になっては疲れてしまいますが、食が体を作ると思えば
ある程度意識を高めておくことは大切です。
子どもの頃に身についた食習慣が、大人になってからの食習慣です。
自分には食育は難しい…と思うのであればまずはマンガできっかけをつかんでみるのがおすすめ。
きっとごはんに興味が湧くはず。
今回ご紹介したマンガはそんなきっかけにうってつけです。
家族で読んで作ってみたい、食べたい料理を発表するのも楽しいですね。是非、読んでみてください。

あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。
それでは、また次回!

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