【無添加】食品添加物のメリットとデメリットは?どんな影響があるの?【付き合い方】

無添加

食品添加物について調べると、危ない!だめ!と言うものもあれば
安全、大丈夫!といっているものとあるけれど、結局どっちが正しいのかな?

おみゆ
おみゆ

どちらかが絶対に正しい、ということはありません。
私は添加物を避ける生活をすることで体調がよくなったことを実感していますが
全く変わらない方もいると思います。
また、普段の生活の中で誰もが添加物の恩恵を少なからず受けていることは事実です。

無添加なら安心、添加物は悪者じゃない…両方の意見を色々なところで目にする機会があることで
結局どちらを信じればいいの?と混乱してしまいますよね。
ここでは添加物に関する書籍を20冊以上読んできたおみゆが添加物の基本のメリットやデメリット、
添加物に関する考え方や付き合い方についてお話しします。

-この記事はこんなあなたにおすすめ-
  • 添加物のことがよくわからない、どう付き合うべきか悩んでいる人
  • 添加物に関する情報が安全・危険と二極化していてどちらを信じればいいか混乱している人
  • 食品を選ぶときの自分の選択に自信を持ちたい人

食品添加物とどう向き合う?‐この記事の結論

おみゆ
おみゆ
添加物との向き合い方のポイント3つ
  • 添加物=どんな時も悪 ではない。と知る
    添加物がなければ作れることができない食品もある(例:こんにゃく)
    保存がきき、広く流通しやすくなって食生活が豊かになる
  • 無添加=絶対的に良い ではない。と知る
    保存期間が短くなるなど利便性が落ち、価格も高くなりがち。
    自分が何を優先したいのかを考えて選ぶ。
    無添加が化学的に体に良いと実証されているわけではない
  • 添加物のいい・悪いの基準は人によって違う一刀両断しない
    〇〇はダメ、△△は良い…1つの意見に影響されすぎないよう注意する
    決めつけはやめて自分と家族にとって心地よい選択を考えて選ぶことが重要

どちらかを「悪」と決めつけてしまうと選ぶときに自分も苦しくなりませんか?
どっちつかずでずるく思えるかもしれませんが基準なんて様々な要因で変化するあいまいなもの。
自分家族にとって何を選ぶのが心地よいのかを理解することが大切です。

おみゆ
おみゆ

メリットとデメリットを両方見て
なるべく自分にとってのベストに近いベターを探り当てていくようにしましょう◎

食品添加物とは?

食品添加物は食品衛生法により定義されており
食品の製造過程、加工や保存の目的で食品に添加・混和などの方法によって使用するもの
とされています。(参考:日本食品添加物協会
食品添加物には科学的合成品だけでなく一般に飲食されるもの(例:あずきを着色料として使用)や
植物などの天然物を香料の原材料として抽出したものなどもあります。

私たちが普段食べている食品が添加物として扱われていることもあるのね。
ということは添加物が一概に人工的に作られた身体に悪いもの、というわけではないのね。

食品添加物のメリット

食品添加物があることによって私たちの食生活は豊かに、便利になりました。

食品添加物のメリット
  • 食品の日持ちを向上させ雑菌の繁殖などを防ぐ
    食品添加物の大きなメリットです。時間がたっても品質を下げずに保存することができます
  • 食感・見た目を向上させる、味の嗜好性を高める
    食品添加物によって色や風味を付けることができ、食卓が華やかになります
    刺激が強いクセになる味を生み出します
  • 手間を減らしたり材料の価格を抑えることができる
    食品製造の際のコストが減ることで私たち消費者も安く商品を買うことができます
  • 食を豊かにする
    食品添加物なしには作ることができない食品があります。(例:豆腐、中華めんなど)
    また、日持ちの向上によってより遠くへ食品を輸送できるため、様々な土地の豊富な食材を
    気軽に手に入れることができます

食品添加物があることで私たちの生活は便利になる

コンビニ弁当は忙しいときにも手軽に買えて移動中でもお腹を満たすことができますし
災害時にはお湯を注ぐだけのカップラーメンが素早くたくさんの人の体を温めてくれます。
体調が悪くて動けないときでも家族にご飯が必要…そんな時には冷凍食品の存在が救世主になります。
また、食品添加物によって食品の衛生的な状態を長く保てるようになり生活が豊かになりました。
今は共働き家庭も多く、みんな忙しいのが当たり前。
そんな時、すぐに豊富な種類の食べ物を食べることができるのは食品添加物のおかげです。

食品添加物は国によって安全性が認められている

食品添加物は食品安全委員会において安全性の評価が行われており、
動物実験によるデータに基づいて健康への影響がないとされる一日摂取許容量が設定されます。
厚生労働省はその結果を受けて食品ごとの使用量や基準を設定し安全性の管理を行っています。

食品添加物のデメリット

一方で食品添加物を使用することによるデメリットも存在します。

食品添加物のデメリット
  • 塩分・油分・糖分過多になりやすい
    油分や塩分が過剰に使用されても食品添加物が入ることで食べやすくなってしまいます。
    カップ麺1食分にはWHOが定める1日の摂取目安量である約5グラムの食塩が含まれます。
  • 食材の味がわからなくなってしまう
    強い香りや味に慣れてしまうことで味覚が鈍感になり、素材の味がわかりにくくなります。
  • 人に対する安全性試験は行われていない
    マウスやラットなどの小動物のみでの実験が行われています。
    それを経験則に基づいて人へ当てはめて安全な量を算出しています。
  • 複数の物質を併用したときの安全性がわからない
    現時点では複数の添加物を併用した際の危険性は低いとされていますが
    特に試験等は行われていません。

食品添加物がなくても作れる食品は本来たくさんある

食中毒を防ぐための添加物など、人にとって重要な役割を持つ場合も多くある一方で
添加物を使用しなくても作ることができる商品はたくさんあります。
例えばジュースは本来は果汁を絞ったもの。現在ジュースとして売られているものの多くは
甘味料と香料や着色料によって果汁の風味に似せた飲料です。
添加物によって手に入るものは多くなりましたが、本物の味に触れ合う機会は減ってしまいました。

塩分・油分・糖分過多。味覚の鈍化につながりやすい

意外に知られていない食品添加物の影響としてあるのが塩分・油分・糖分過多による味覚の鈍化。
食品添加物でうまみや味を調整することで、本来であれば濃すぎるものも美味しく感じてしまいます。
また、塩味・甘味や油の味はみんなが大好きでくせになりやすいため、企業も消費者に
たくさん消費してもらうために積極的に使います。
そうなると味覚が濃い味に慣れてしまい、素材の味そのものがよくわからなくなったり
なんにでも調味料をかけて味付けをしたくなったり…。もちろん度が過ぎれば体調にも繋がります。
大人はもちろん、子どもは大人の3倍も味覚に敏感なためより影響を受けやすくなってしまいます。

無添加=健康にいいと科学的に実証されているわけではないけれど…

添加物は身体に悪いという主張は様々な場所で多く見られますが
科学的な根拠は提示されていなかったり、噂レベルの信用に値しないものも確かにあります。
また、”無添加が絶対的に体にいい”と証明されたことはありません。

ただ、それでも人の身体は千差万別で一人として全く同じ人はいません。
ある人は何ともなくても、ある人には効果がある。そんなことはよくありますよね。
実際に添加物を避ける生活をすることで体調が好転する人がいるのもまた事実なのです。
今まで感じていた不調が軽減したり、過食が収まったり、気持ちが明るくなったり。
肌荒れや慢性的な症状が改善した方も多くいます。私も例に漏れずその一人です。
添加物を抜いたおかげだという根拠はありませんし、断定もしません(できません)が
私たちの身体は食べたものからできています。
毎日新しく生まれる細胞何千億個は食べ物の栄養を使って作られます。
食べたものによって体が変化を起こすことは当たり前のことです。
私は添加物をなるべく摂らない生活をすることで身体が楽になり、ごはんがもっとおいしくなり
気持ちが穏やかになれました。
無添加のおかげだと証明はできなくてもそこには大きな影響があると実感しています。

食品添加物のいい・悪いは人により変わる

添加物にはメリットとデメリットがあり、その是非は人によって変わります。
例えば料理をキレイに華やかに見せることが重要な人にとっては着色料は食事を彩る大切な要素。
濃い味が苦手な人にとっては添加物はデメリットになりえます。
大事なものは人によって違うので良い・悪いは簡単に決められません。
色々な情報が飛び交う世界で自分の心や体と丁寧に向き合えば選びたいものが見えてきます。

無添加はたくさんある選択肢のひとつ

絶対に片方が正しくて、片方が間違っているなんてことはありません。
自分にとって良いと思うことを自分が実践すればいいだけです
周りの声を気にする必要はないし、周りに自分の意見を押し付けなければそれ以外は自由です。
食品添加物を摂ることを良い悪いでカテゴライズするのではなく自分はこうしたい、と選ぶこと。
自分の体調や周りの環境、家族の思いを考えて心地よい選択をすること。
無添加はそのためにたくさんある選択肢の中のただひとつにすぎません。
そんな風に考えながら、今日も楽しくお買い物ができたらいいですね。

あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。
それでは、また次回!

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