周りにはなんとなく聞きづらい生理の話…
長く付き合うことだからできるだけ快適に健康に過ごしたいけど、どうしたらいいかな?
1年に12回もある生理。夏は蒸れ、冬は冷え…女性は毎月不快と戦っています。
…が私はもう5年以上、その不快から解放されています!
生理は女性にとって切っても切り離せない大切な体の働き。
そうやって頭ではわかっていても
仕事の際は漏れや不快感が心配で気が気でないし、旅行も生理のせいで台無し…。
生理の面倒や不満は尽きません。
そんな不満を、初めて生理が来た時からずっと”しょうがない”とあきらめていませんか?
こういうものだと思ってそのままにしているあなた、ちょっと待ってください。
ほんの少しの勇気を出せば、その不満はほとんど完全に解消されます。
今回は生理を快適にしたい!と様々な商品を使い試行錯誤した私が
最終的に選んだ月経カップの良さについて最初から丁寧にお伝えします。
まだ日本ではそれほどなじみがなく、抵抗がある方も多くいると思うのですが
是非この記事を読んで勇気を出して一歩を踏み出してみてください。そうすれば
間違いなく人生が変わります。
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生理を忘れる!月経カップのおすすめポイントまとめ
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こんなにある!生理中の5つのストレス
以前は紙ナプキンを長く使っておりその後布ナプキンを使い、最後に月経カップにたどり着きました。
月経カップを使うようになってから、今までの生理生活にあった小さなストレスが消えました。
それぞれはとても小さいこと。けれどその小さなストレスが毎月あるから生理はしんどい。
私は人と比べて経血量が多く、PMSも重たいです。
(現在は無添加生活をはじめとするライフスタイルの改善のおかげで大方軽減)
毎月蒸れやかぶれ、漏れの心配など生理中はいつも不快や不安との戦いでした。
まずは生理中の不快やストレスを改めて確認して見ましょう。
生理用品のごみ問題
1つ目の不快は使い捨てナプキンを使用するときのストレス。
使い捨ては手軽な反面、持ち歩きが大変。かさばって荷物が多くなってしまいます。
また、外出先での交換は汚物入れが汚れていたりすでにごみでパンパンだったりと、
触るのを躊躇してしまうこともありますよね。
交換の際にショーツから外す音が気になることもあり、気を遣うという意見も。
特に困るのが人の家にお呼ばれしたとき。
ごみを捨てるのも気が引けるし申し訳なかったので持ち帰っていましたが、
鞄の中に使用済みの生理用品がある時はやはりなんだか落ち着かなく、居心地が悪かったです。
経血漏れ
量が多い日に心配なのが経血漏れ。
その日の都合や仕事柄どうしてもお手洗いに立てず長時間生理用品を交換できないこともあります。
そんな日は自分の服や座っているイスを汚してしまったらどうしよう、と気が気でないですよね。
また、寝ているときは伝い漏れでシーツを汚してしまうことも…。
汚してしまったやるせなさ、洗濯の手間が増えることで1日中憂鬱な気持ちになってしまいます。
行動制限
生理の時は旅行や遠出がしづらい、好きな服が着られないというのもかなり大きなストレスです。
もしもの時の心配からどうしても白や淡い色の服は避けてしまいますよね。
また、あまり激しく動くと生理用品のずれなどが気になることから思いっきり動けません。
サニタリーショーツはズレや漏れを防ぐためつくりがしっかりしており生理用品を付けることで
下着自体にボリュームがでてしまい、ラインの出るような服を着るのが難しくなります。
生理と被ってしまうと海や温泉などの水場に行く予定も急遽変更しなければならなくなったり
遠出は生理用品の交換が心配になったり…
自分の意志で好きなことができなくなってしまうのも生理の大きなストレスです。
不快感・衛生問題
生理で一番にストレスになるのが不快感ですよね。
生理用品の肌あたりが気になったり、蒸れやかぶれ、擦れてしまう方は多いですよね。
サニタリーショーツの締め付けもきついのでゴムの部分が痛くなったりもします。
更に経血が出てくるときのどろっと感にはいつまでたっても慣れません…。
また、使い捨てナプキンやタンポンは体の冷えを強く感じる方が一定数います。(私もその一人)
生理中は季節関係なく体の芯が冷えている感覚がありました。
ただしこの冷え問題に関しては特段根拠があるわけではなく、体感でそう感じる方が多いようです。
もう一つ、生理中に気を遣うことの1つとしておおきくあるのが”匂い”。
経血が体外に出て参加することで匂いがするようになってしまうので、
ナプキンなどの生理用品はどうしても匂いが出てしまいます。
タンポンは匂い問題を解決してくれますが、取り出すためのヒモが不衛生さが気になるところ。
そこに抵抗を感じる人も多くいるようです。
手間と費用問題
使い捨て生理用品は消耗品のため、普段から自分で自宅に在庫があるか気にかける必要があります。
また、年間でかかる使い捨て生理用品の費用は4,000円~8,000円。
女性の平均的な初経から閉経までの期間は40年と言われており、かかる費用はかなり大きくなります。
今は布ナプキンや給水ショーツなど繰り返し使える生理用品もありますが
やはり布についた経血は洗う手間が大変。家族がいれば汚れを取るために漬け置きをするのも
気を遣いますし、手軽さで言えばどうしても使い捨てナプキンがベターです。
こうしてみると私たち女性は毎月こんなにたくさんの不快や不満を我慢しているのね。
生理はこういうもの、しょうがないものなんだと思っていたけど…。
私も月経カップに出会うまで生理のストレスはどうにもできないものだと思っていました。
けれど月経カップに変えてからは、これらのストレスとはほとんど無縁になりました!
全てのストレスを消してくれる月経カップ
たくさんある生理のストレスですがそのほとんどすべてを解消してくれるといっても過言でない、
夢のような生理用品が月経カップです。
ここからは月経カップのメリット(ストレスフリーな点)をご紹介します。
交換の手間なし!ごみも出ない
月経カップは基本的に長時間装着しても問題のない生理用品。
最長装着時間はメーカーにより差があるものの8~12時間使用可能で、半日使用できるものもあります。
使い捨てナプキンが2~3時間ごとの交換を推奨しているのと比べると、
日中はほとんど装着し直す手間がありません。
また、ごみもないためお呼ばれや出先のお手洗いでの交換問題も起こりません。
ごみがほとんど出ないのでエコの観点からも優秀な製品です。
(外出先での月経カップの再装着については後述します)
経血漏れがほとんどない
月経カップは膣に合わせてぴったりと密着するつくりになっているため
正しい装着ができれば漏れることはありません。
あまりに激しい動きでなければスポーツも問題なくできます。
就寝中も安心できるのがありがたいです。
行動制限がなくなる
月経カップは正しい装着をすれば経血が漏れる心配がないので、服装や外出の制限がなくなります。
白い服も着れますし、普段通りのショーツが着用できるので服のラインにも響きません。
また、温泉やプールなどの施設も利用可能です。
生理を忘れる快適さ
月経カップは膣内に挿入する生理用品のため、擦れやかぶれ・蒸れなどの不快感はゼロ。
経血が体外に出てこないので匂いもありません。
正しく装着できれば異物感は全く感じないため生理であることを忘れてしまうくらいです。
ナプキンによる冷えも解消されるため、普段とほとんど変わらない感覚で過ごせます。
コスパがよくて手間もなし
月経カップは適切な洗浄・保管をすれば5~10年と長く使える生理用品です。
生理中は1~2個あれば十分で、在庫を気にする必要はなく追加のコストもかかりません。
ごみが出ないので環境にも優しく、捨てる手間や匂いの発生もありません。
使用後の洗浄も水で流せば十分なのでとても簡単です。
生理期間終了後、煮沸消毒の手間はありますが布製生理用品の洗浄より格段に楽です。
月経カップのデメリットと使用に向かない人
月経カップって本当にいいことばかり…!けど、デメリットはゼロなの?誰でも使えるの?
万人におすすめ!と言いたいところですが、もちろんデメリットはあります。
また、使用に向いてない方もいます。
メリットしかない!という製品は基本的に存在しません。
ここからは月経カップのデメリットに注目して見ましょう。
最初の難関は使用に勇気がいることです。
膣内にものを入れるということに抵抗を感じ、使いこなせるか不安に思う方が多いです。
また、月経カップは正しい装着の感覚をつかむのが難しく、慣れるまで時間がかかることも。
正しい装着ができないと経血の漏れにも繋がるため、コツをつかむまでは使い捨ての生理用品よりも
手間を感じるかもしれません。
また、爪の長い方、装飾のついたネイルアートをしている方は膣内を傷つけてしまう可能性があるため月経カップの使用はおすすめできません。
最後にTSS症候群(トキシックショック症候群)のリスクについてです。
TSS症候群とは黄色ブドウ球菌が産生する毒素によって引き起こされる疾患です。
タンポンや月経カップの長時間使用によって発生する可能性がありますが、
添付の説明書通りの通常使用であれば疾患発生のリスクはほとんどありません。
(参考:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会)
慣れるまでしばらく時間がかかることが難点ですが、それを乗り越えて
今後の生理生活を楽に過ごすか、今までの生理用品で快適に過ごせるよう工夫するか
自分にとってどちらが心地よい選択になるのか考えてみましょう。
月経カップの使い方とコツ、注意点
月経カップはうまく付き合えるようになるまで少し時間がかかる生理用品です。
快適に使えるようになるためのコツをご紹介します。
わかりやすいおすすめ動画
月経カップの挿入がこわいしうまくできるか自信がないよ…
こちらの動画は月経カップでいちばんつまづきやすい挿入に焦点を絞ってお話ししてくれています。
月経カップに添付された説明書では着脱のイメージがなかなかうまくできない方が多いですが
この動画は初めての人に寄り添ってとても分かりやすく説明されています。
私は説明書のみで3か月ほど月経カップの着脱の練習しましたが結局うまくいかず…
その後こちらの動画を見たらすぐにコツをつかむことができました。
この動画をみてポイントをつかめばあとは練習あるのみで必ずうまく使えるようになります。
ぜひ見てみてください。
初めての方におすすめの月経カップ
初めて月経カップを買う方におすすめしたいのが、スーパージェニー。
実は初めての月経カップは違うメーカーの製品だったのですが、相性が悪かったのか使いこなせず…。
スーパージェニーに買い替えてからは簡単に使えるようになりました。
どのメーカーの月経カップを使用するかはかなり重要だと思った出来事でした。
スーパージェニーは医療用シリコーンで作られており表面がつるつるで摩擦が起きづらく、
素材も固すぎないのでカップを折るのも簡単で着脱に痛みを感じることはほとんどありません。
また、最長12時間着用可能なため日中の着脱が難しい方も安心して過ごせます。
ステム(取り出すためのしっぽ部分)は小さいのですが爪をひっかける溝がついていて
着用時にステムに違和感を感じませんし、取り出しがとても楽にできます。
外出先での便利グッズ
外出先で着脱をする際に持っておきたいおすすめのグッズがウエットティッシュ。
オーガニックコットンを使用したデリケートゾーン用ウエットシートです。
外出先のお手洗いで月経カップを外し、経血を流したらウエットティッシュでカップを軽くふいて
入れなおし、汚れた手を拭きます。
肌あたりが優しく香りも強くないので使いやすいシートです。
コンパクトなので持ち運びに便利。
消毒の際の便利グッズ
月経カップの消毒は煮沸消毒がおすすめ。
その月の月経期間を終えたら消毒をして収納するのですが、おすすめは電子レンジを使用する事。
5分ほどレンジ加熱すればしっかり消毒できます。
その際に便利なアイテムがシリコン製の折りたたみカップ。
小さくなって場所もとらないし100円均一などでも手に入ります。
生理時の具体的な流れ
基本的に着脱は朝と夜のみなので、日中はほとんど生理のことを忘れて過ごしています。
まとめ
今回は生理を忘れるくらい快適な生理用品、月経カップについてお話ししました。
まだ日本では使用している人が少なく、ちょっとハードルが高い月経カップですが
欧米では10代前半の子でも使いこなしているとてもスタンダードな生理用品です。
生理=我慢するもの、しょうがないもの、と思いがちですが
毎月3~5日の生理期間を生涯で換算すると約4~6年というかなり長い期間になります。
その長い長い時間、少しでも快適に過ごしたいと思いませんか?
一歩踏み出せば、生理のときも普段通りの変わらない生活を送ることができます。
あなたの無添加生活が少しでも楽になるお手伝いが出来たらうれしいです。
それでは、また次回!
↓PMSには食生活も大きくかかわります。無添加生活に興味のある方はこちら↓
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